ペットフード

ウェット、ドライ、どちらがいい?ドッグ&キャットフードにまつわるお悩み、解決します!

プレミアムフード、ウェットフード、ドライフード、機能性フードなど様々な種類があるペットフード。
私たちは、愛するペットにどんなフードを選んだらいいのでしょう?
また、食が細いワンちゃん&猫ちゃんにはどんなあげ方をすればいいのでしょう?
今回は、ペットフードについてまとめました。

日本国内で販売されている「ペットフード」は法律で安全性の確保が義務づけられています

ワンちゃんにあげる「ドッグフード」、猫ちゃんにあげる「キャットフード」は、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(以下ペットフード安全法)」によって規制されています。

ペットフード安全法で定められているもの(例) ペットフード安全法の対象外(例)
主食タイプ、おかずタイプ、おやつ、スナック、ガム、生肉、サプリメント、ミネラルウォーターなど 医薬品、おもちゃ、ペットフードの容器、またたび、猫草など

ペットフード安全法で定められているペットフードは、添加物や農薬の量、有害物質などの使用量につき、
「愛玩動物用飼料の成分規格等に関する省令」(以下省令)によって成分規格などが定められているものもあります。

「ペットフード」は4種類あります

ペットフード公正取引協議会が定める「ペットフードの表示に関する公正競争規約(ペットフード公正競争規約、以下規約)」では、
ペットフードを与える目的によって「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」の4つに分類しています。

1.総合栄養食

そのペットフードと水だけで健康を維持できるような、栄養的にバランスのとれたものです。分析試験や給与試験によって、栄養のバランスや健康の維持が裏付けられているものに限り、パッケージの裏に「総合栄養食」と記載することができます。

パッケージの裏などに、総合栄養食と記載されています。

2.間食

ジャーキー、ガムなどのおやつやごほうび、コミュニケーションの手段として、時を選ばず限られた量を与えることを目的としたものです。

ガムなどのおやつが「間食」です。

このように、1日の給与量の目安などが書いてあります。

3. 療法食 栄養成分の量や比率が調整され、「特定の疾病又は健康状態」にあるペットの栄養面をサポートするため、「獣医師の指導のもと」に使われるものです。
4. その他の目的食

上記1、2、3以外のペットフードは全てこの種類になります。

サプリメントや、ペットフードの食いつきをよくするためのふりかけ、ドリンクなどです。

「プレミアムフード」ならさらにおすすめです

最近、パッケージなどに「プレミアムフード」「スーパープレミアムフード」などと書かれたペットフードをよく見かけます。
これらの表記について規約やペットフード安全法などには定めはありませんが、
一般的には、素材や味などにこだわっていて高い付加価値があったり、
生肉や、たんぱく質含量に占める肉の割合などが高かったりするドッグ&キャットフードのことを指すようです。
通常のペットフードと比べると高価な場合が多いですが、「プレミアムフード」のチョイスはさらにおすすめです。

ウェットフードとドライフードはどう違う?どちらがいい?

名称 含む水分量 長所 短所
ドライフード 10%程度以下 水分量が少ないので、常温で比較的長期にわたって保存できます。 水を十分に与える必要があります。また、固いので、歯が弱いペットやシニアには向かない場合もあります。
ソフトドライフード 25~35% 発泡処理がされていて、ドライフードよりも柔らかく、歯が弱いペットやシニアでも食べられます。 ドライフードと比べると、品質保持期限が短い場合が多いです。
セミモイストフード 25~35% 柔らかくて常温保存ができます。 ドライフードと比べると、歯に付着しやすいので食後の歯みがきがおすすめです。
ウェットフード 75%程度 水分と栄養を同時に与えることができます。また、香りがよく、ペットの食いつきがよい場合が多いです。 開封後はその日のうちに食べきるのが基本です。また、ドライフードと比べると、歯に付着しやすいです。

どのタイプのフードがいいかは、いちがいには言えません。
基本的には、ワンちゃん、猫ちゃんが「よく食べるもの」をあげましょう。

水をあまり飲まない猫ちゃんや、飲水量が落ちがちなシニアのワンちゃん、猫ちゃんにはウェットフードのほうがお薦めです。
ドライフードは適度に固いので、成長期のペットのあごの成長を促します。

食の細いワンちゃん、猫ちゃんは「ウェットフードあたため」でチャレンジを!

「ワンちゃん、猫ちゃんがあまりフードを食べてくれない……」というお悩みをよく聞くことがあります。
極端に食欲が落ちているなら、かかりつけの獣医師に相談をしてください。

いつも食が細いワンちゃん、猫ちゃんにもう少し食べて欲しい!というときは、ウェットフードを人肌程度(35℃程度)に温めてみてください。
香りが高まり、食いつきがよくなります。
電子レンジで10秒ほどチンしてかきまぜ、手でさわってみて「ぬるい」と感じるくらいでOKです。
ペットのやけどを防ぐため、必ずかきまぜた後に手でさわり、温度を確かめてください。

電子レンジで10秒ほどチンしてかきまぜ、手でさわってみて「ぬるい」と感じるくらいでOKです。ペットのやけどを防ぐため、必ずかきまぜた後に手でさわり、温度を確かめてください。

新しい種類のペットフードに変えたいときはどうあげる?

ワンちゃん、猫ちゃんのフードは、年齢に合ったもので、よく食べていて健康なら特に切り替える必要はありません。

もし、ペットフードを変えたいときは、今まであげていたペットフードを3、新しいペットフードを1の割合で混ぜて与えてみてください。
翌日のウンチの状態を見て、問題がないようなら新しいペットフードの量を徐々に増やして、1週間ほどかけて切り替えるのがおすすめです。
急にすべてを新しいフードに切り替えると、下痢などの症状が出ることもあります。

また、食が細いワンちゃん、猫ちゃんの場合、新しいフードに切り替えるときは容量が小さいパックを購入して、試してみることをおすすめします。

フードの裏を見てみましょう

ペットフードの裏には、「原材料」が全て書いてあります。どんな原材料が使われているか、見てみましょう。

1ST CHOICE(ファーストチョイス) アレルゲンケアの原材料表です。食物アレルギーの原因になりにくいえんどう豆、スイートポテト、白身魚を使用していることがわかります。

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