飼い主さんが愛犬のお腹を出させて抱っこする「リラックスポジション」が上手にできるようになると、お手入れもその格好でさせてくれるようになり、とても便利です。
お腹を出すことは「服従のポーズ」ですので、最初はなかなか上手にできない犬もいますが、初日は1分、次の日は3分…と少しずつ時間を延ばしていくとだんだんできるようになると思います。
犬は足の先、マズルの先など体の先端部分を触られるのが苦手です。
リラックスポジションの状態で、体のどの部分を触っても大丈夫になるように練習して、獣医さんやトリマーさんにも触ってもらえるようにしましょう。
お手入れは、愛犬の健康チェックのためにも、大切なコミュニケーションのためにも必要です。上手なブラッシングの方法をマスターしてさらにペットとの距離を縮めましょう!
愛犬の耳や目やに、爪などの手入れがなかなかうまくできません。暴れたり怒ったり、または傷つけてしまうのでは?と思ったり。
自分も愛犬にもやさしいお手入れの方法を教えてください。
お手入れは、飼い主さんと愛犬のコミュニケーションの一つです。
毎日体に触れてあげることで体の「変化」に気付いてあげることができ、ケガや病気を早い段階で見つけることができます。今回はおうちでも簡単にできるお手入れ方法をお話いたします。
毎日体に触れてあげることで体の「変化」に気付いてあげることができ、ケガや病気を早い段階で見つけることができます。今回はおうちでも簡単にできるお手入れ方法をお話いたします。
お手入れの前に・・・
耳のお手入れ
耳は週に1〜2回、洗浄液で汚れを拭き取ってあげてください。
汚れを拭き取る時は、専用のウェットティッシュやコットンや柔らかい布を使い、そっと拭いてあげてください。
綿棒は耳の粘膜を傷つけてしまうおそれがあるので、綿棒を使っての耳掃除はプロの方にお任せしたほうが無難でしょう。
耳が垂れた犬種は、通気が悪く、耳の中が汚れやすくなりますので、こまめにチェックをお願いします。
ベトベトとした耳垢が出ていたり、強いニオイがするようだったら獣医さんに診てもらってください。
汚れを拭き取る時は、専用のウェットティッシュやコットンや柔らかい布を使い、そっと拭いてあげてください。
綿棒は耳の粘膜を傷つけてしまうおそれがあるので、綿棒を使っての耳掃除はプロの方にお任せしたほうが無難でしょう。
耳が垂れた犬種は、通気が悪く、耳の中が汚れやすくなりますので、こまめにチェックをお願いします。
ベトベトとした耳垢が出ていたり、強いニオイがするようだったら獣医さんに診てもらってください。
目のお手入れ
目が大きく、少し前に出ている犬種(チワワ、キャバリアなど)は、目にゴミやほこりが入りやすいです。
涙や目やにの原因になることがあるので、お散歩から帰ってきたら目薬を点して予防をしてあげると良いと思います。
目やにはしっかりと取ってあげて、出続けるようだったら、獣医さんにどのような状態の目やにがでるのか(色、湿り気はどうかなど)を伝えて診てもらってください。
涙や目やにの原因になることがあるので、お散歩から帰ってきたら目薬を点して予防をしてあげると良いと思います。
目やにはしっかりと取ってあげて、出続けるようだったら、獣医さんにどのような状態の目やにがでるのか(色、湿り気はどうかなど)を伝えて診てもらってください。
爪のお手入れ
爪切りが苦手な犬、そして飼い主さんも多いですね。
爪切りは普段から慣らせておくことが一番。
「爪切りは特別な、こわいものなんだ」と愛犬に思わせないため、爪きりを置いた横でごはんをあげてみる、などというのも慣らす方法のひとつです。
爪に金属があたるのをこわがってしまう犬もいます。鍵や100円玉などを爪に当てて、暴れずに触らせてくれたらごほうびをあげて、「金属で爪を触られる=良いことがあった」と苦手意識を克服させてあげるのも良いでしょう。
爪切りは、爪が透明な犬の場合、明るい所に透かして見ると血管が見えるので、その血管の手前までを切ってあげてください。爪が黒い犬の場合、明るい所に透かしても血管が見えず、飼い主さんも
出血させてしまわないかドキドキしてしまうと思います。少しずつ切っていくと、爪の中心部分に湿った部分が出てきます。この部分が出てきたらもう少しで血管の合図です。ここでストップすれば出血することはあり
ません。
出血してしまった時のことを考えて、止血剤を用意しておきましょう。もし出血してしまっても、慌てずに。
飼い主さんが悲鳴をあげたり大慌てしてしまうと、愛犬もとても不安になり、爪きりがこわくなってしまいます。出血してしまうのは良くある事です、慌てずに対処してあげてくださいね。
爪切りは普段から慣らせておくことが一番。
「爪切りは特別な、こわいものなんだ」と愛犬に思わせないため、爪きりを置いた横でごはんをあげてみる、などというのも慣らす方法のひとつです。
爪に金属があたるのをこわがってしまう犬もいます。鍵や100円玉などを爪に当てて、暴れずに触らせてくれたらごほうびをあげて、「金属で爪を触られる=良いことがあった」と苦手意識を克服させてあげるのも良いでしょう。
爪切りは、爪が透明な犬の場合、明るい所に透かして見ると血管が見えるので、その血管の手前までを切ってあげてください。爪が黒い犬の場合、明るい所に透かしても血管が見えず、飼い主さんも
出血させてしまわないかドキドキしてしまうと思います。少しずつ切っていくと、爪の中心部分に湿った部分が出てきます。この部分が出てきたらもう少しで血管の合図です。ここでストップすれば出血することはあり
ません。
出血してしまった時のことを考えて、止血剤を用意しておきましょう。もし出血してしまっても、慌てずに。
飼い主さんが悲鳴をあげたり大慌てしてしまうと、愛犬もとても不安になり、爪きりがこわくなってしまいます。出血してしまうのは良くある事です、慌てずに対処してあげてくださいね。
足のお手入れも紹介します。
足の裏の肉球の間の毛も伸びてきます。伸びてくると滑ってしまう原因になりますので、はさみでカットしてあげてください。
肉球もアスファルトの上を歩くと、傷ついていたり、荒れていたりすることがあります。触って痛がらないかチェックしてあげてください。
上手なお手入れには、触らせることに慣れてもらうのが早道です。愛犬をリラックスさせるツボ押しマッサージをして、「体を触られるのは気持ちいことなんだ」と覚えてもらいましょう。
体を触られたり、お手入れが苦手な愛犬は、獣医さんにも体を触らせず、病気の発見が遅れてしまう原因になることもあります。
お手入れが苦手な子は無理をさせず、少しでも上手に出来たらたくさんほめながら、少しずつお手入れ嫌いを克服してあげてくださいね。
お手入れが苦手な子は無理をさせず、少しでも上手に出来たらたくさんほめながら、少しずつお手入れ嫌いを克服してあげてくださいね。
ドッグアドバイザー 高田由香